音楽理論においてなぜそうなるのかという理屈を学ぶことはもちろん大切だが
理屈がわかったら暗記をすることをおすすめする。
暗記をするために分類したりして暗記しやすいようにするのは言うまでもない。
しかし暗記がそもそも嫌だ!やりたくない! となると毎回 導き出さねばならず
時間がかかってしまう。
数学で言えば
公式を覚えるような感じに少し似ている。
筆者は数学がめちゃくちゃ苦手だけど音楽理論に関しては
数学的思考が不思議と働くようだ。
具体的な話をすると
たとえばコードトーンを即座に言えるようにすることは
楽譜を読みといたり、書いたり…etc することにおいて大切だ。
スピード感が大切。
暗譜においては和音の知識が大きな手助けになる!
ここはAマイナーだから…とか、ディミニッシュだから…とか etc
この作曲家のこの曲はこういうコード進行になっていて
ベース進行がうまいなぁ、面白いなぁとかいろいろと感じとったりできるのです。
たとえば
Bメージャーのトライアド(シの音を根音とした長三和音)は
シ、レ♯、ファ♯
だが
毎回コードトーンを導き出す作業をしていては大変。
長三和音は長三度プラス短三度だから
えーと
シとレ♯の間が長三度(メージャーサード)で
レ♯とファ♯の間が短三度(マイナーサード)
よしっ
Bメージャートライアドは
シ、レ♯、ファ♯だ、
うん!!
じゃ遅すぎる。
Bメージャートライアドを覚えていれば
マイナートライアド(短三和音)、ディミニッシュトライアド(減三和音)、オーギュメントトライアド(増三和音)
簡単に導き出せる。
そういうわけで
12個のルート(根音)のメージャートライアド(長三和音)の音の並びを
まず
理屈を理解したら
覚えてしまうことをおすすめする。
C,D,E,F,G,A,B D♭,E♭,G♭,A♭,B♭
のメージャートライアドを!
これらには音の並びに規則性があるのでそこを整理して覚える。
そこをパッパッと書けるようになったら
他3つのトライアドを作るのは簡単。
さらに先に進める。
Ext7th(エクステンションセヴンス)コードだったり
9th,11th,13thなどのテンションノートを含むコードだったり
スムーズに先に進めるのだ。
理論は基礎が大切、建物で言ったら建物を支える土台の部分だ。
音程(interval)であったり、調性(tonality)であったり…etc
簡単に、すぐに、 が溢れている世の中だが
焦らずじっくり土台作りをしていくことが大切だ。
土台のしっかりしていない建物はすぐ崩れてしまうから。
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