おはようございます。今日も秋晴れ、洗濯物がよく乾くので嬉しいですね。
さて、前回「上達にはやはり練習、先生の引き出しをいっぱい引き出そう」ということを書きましたが 子どもの生徒さんの退会理由で受験準備(学習塾通いが忙しいから)とともに多いのが
「この子練習しないのでやめさせます」
です。
確かに練習をしないのにレッスンに通わせている意味が見いだせないという気持ちもわかるのですが、レッスンでの練習でゆっくりながら上達をしてきていて 何かきっかけさえ掴めば、やる気が出てきてこれからという我々の見立ての子がやめてしまってもったいないと思うケースが過去にありました。これから何かをきっかけにやる気のスウィッチが入って急に家でもよく練習をするようになる、というケースがあるのです。そのまえに親御さんが我慢できずに見切りをつけてしまうようなことがあります。親御さんがレッスンに同伴していないことが多いので先生が感じる生徒さんの状況と親御さんが感じるお子さんの状況にミスマッチが生じてしまうのも一つの理由でしょう。
もう少し我慢をしていたら2年後、3年後急に飛躍していたのに、ということを感じるときには残念です。
私たちが生徒さんを見るときは
練習してきて、曲をノーミスで弾くとか、そういう素人的なものではありません。奏でる音色そのもの、潜在的にもっているその子の感性から出てくる表現力の方を見ています。そういう子はうまく弾けていなくても伸び代があります。表現力は生まれもったものであったりするので磨くのは難しい。ただ技術は後からついてくるのです。
子どもの可能性を信じて長い目で見て一緒に歩幅を合わせて歩いてあげてほしいと思います。
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