2021年6月19日土曜日

子どもの楽器について

 今年2021年から入会された生徒さんたちはそれぞれ楽しくレッスンに通ってきてくれています。男の子たちはやんちゃなので少し手を焼いていたりするようですが(私自身が子どものときそうでしたから気持ちはわかります…)目を輝かせる瞬間もあるようなのでそういった瞬間を見逃さず、「なんとなくやりたくない」から「やりたい!」という気持ちにさせたいと思い先生はいろいろと工夫をしているようです。女の子の生徒さんは男の子に比べると多少進みが早いようです。しかしそれは男の子が劣っていて女の子の方が優れているという意味ではないことも我々大人は理解する必要があると思います。男の子は男の子なりの良さがたくさんあるのです。長い目で見ていく必要があります。ハマれば伸び代抜群ですから。

生徒さんの中には最初は楽器(ピアノ、ギター)を持っていないで入会されるケースが増えてきました。親御さんは「いつまで続くかわからないですから、本人がやる気になってからにしようと思います」とおっしゃられるケースもあります。ぜひ楽器は子どもたちの成長を思って、可能でしたら買ってあげてほしいと願っています。そして自分の楽器なんだ、という自覚を持ってもらってモノを大切にし、愛着をもつ気持ちを育ててあげてほしいと思います。「私の、僕の楽器」という意識は必ず成長に繋がります。その昔 代表の私は最初の楽器はチェロで4歳からスタートしたのですが楽器を買ってもらったその日は嬉しくて布団の横に置いて寝たものです。そして朝になったらまたケースを開けて眺めては弾いてみるのです。その最初の楽器で練習をしているうちに「僕はチェロが弾けるんだ」ってだんだん自分自身が誇らしくなってきたのを覚えています。自信をなんとなく持てない子どもでしたから弾けることが自信に繋がりました。

先日のレッスンで4年生の女の子がカワイのアップライトピアノを買ってもらえて近いうちに届くという嬉しいニュースを聞きました。嬉しくてワクワクして心が高なる様子が想像できます。そういうのを聞くととても嬉しいですね。私の小さなときと重ねるのです。

まだ楽器はこれからという方もそれがアップライトであろうと電子であろうと、ギターコースならばギターであろうとぜひ子どものやる気を信じて「自分の楽器」を買ってあげてほしいと思います。子どもの成長を想像しただけで嬉しくなりませんか?この子こんなことできるようになった、という感動、感激をぜひ味わっていただきたいと強く思います。


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