近年、さまざまな技術が発達し、これまで専門的な知識や技術がなければできなかったことも、誰でも形にできる時代になってきました。
こうした変化に不安の声もありますが、私は悪いことばかりではないと思っています。
なぜなら、アイディアや発想を持っている人が活躍しやすくなる面もあるからです。
では、本当に大切なものは何でしょうか。
私は、それは人間の感性や創造性だと思います。
何を美しいと感じるのか。
何を面白いと感じるのか。
どんなものを作りたいのか。
そうした思いや発想は、人間らしさの源になるものです。
ギターやピアノを学ぶ意味も、単に演奏技術を身につけることだけではありません。
もちろん、曲が弾けるようになる喜びはあります。
しかしそれ以上に、
どうしたらもっと美しい音になるだろう。
どうしたら気持ちが伝わるだろう。
そんなことを考えながら音楽と向き合う時間に大きな価値があると思っています。
音楽には一つの正解がありません。
だからこそ、自分で感じ、考え、工夫する力が育ちます。
私は、そうした経験が人間らしい感性や創造性を育て、将来どんな道に進んだとしても、その人の財産になると考えています。
ギターやピアノを学ぶのは、音楽家になるためだけではありません。
人間らしい感性や創造性を育てるためでもあります。
これからの時代だからこそ、その価値はますます大きくなるのではないでしょうか。
