2021年11月25日木曜日

指導法のヒント

 私は指導するにあたっていつもアイディアを様々な分野から常に探しています。

音楽を教えるのだから音楽の先生のレッスン法を研究すればよいではないか、と思われがちですが他分野にもヒントがあるし、日々の生活からも得られることがたくさんあると思っています。たとえば人との接し方やコミュニケーションの取り方などは接客を見ていると勉強になります。

他分野から参考になるということで今回は野球の指導方法についてダルビッシュ有選手がツイッターでこのような記事を引用していてなるほどなぁ、と思ったので以下記事をシェアいたします。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e88167058229bbe70a0e7569ddea4cf7e9def5c3


「怒っても野球はうまくならない」

私は中学校と高校は軟式野球をやっていたので思うところがありました。高校時代のエピソードです。あるチームと練習試合をしたとき、私たちのチームの打線が好調で相手チームのピッチャーが打ちこまれました。試合の序盤でそのピッチャーは降板。すると相手チームの監督は罵声を浴びせベンチの裏で顔を数発ビンタしていた。その様子は酷いものでした。試合後私たちのチームの監督は「随分ひどいことをする。君たちにはこういうことは絶対しないからね」と声かけをしてくれました。私たちの監督は人格者で、長い目で見て我々を育ててくれました。打てない私を辛抱強く使ってくれました。そして最後の夏の大会では好機で打つこともできたし、チームの一体感がありました。

音楽の指導でも罵声を浴びせる先生が未だにいるようです。指導というものは我慢と忍耐が必要。観察して観察してやる気になっている瞬間を見逃さない。本人の自覚を促すように、導くように、やっていくことが大切なのです。自らの思い通りにならないからといって罵声を浴びせるのは自らのストレス発散をしているだけだと私は思います。私の師である中峰秀雄先生もそのようにおっしゃってました。指導していただくことからも私はギターの技術や表現のみならず、教育法を学んでいると感じます。

0 件のコメント:

コメントを投稿