2021年11月22日月曜日

コツはある、しかし根性の部分もある

 ギターに関して。

ギター独特の奏法、セーハ、たとえば全弦1〜6弦までを人差し指で押さえて音を出すこと

独学の場合 ここで挫折する人がけっこう多いようです。指が痛くなってしまってうまく弾けない、音が出なくて嫌になってしまうそうです。

これを教えるときにいろいろ培ってきたノウハウ、コツを教えます。たとえば弦に対して左指人差し指をアプローチする角度や力のかけ方や体の使い方などです。

しかしこれらのコツを最終的に体に覚えこませて身につけさせるためにはある程度の忍耐と根性が必要にはなってきます。練習をせずに身につけることはできません。野球でいえば、バッティングフォームを身につけるためには素振り、ティーバッティング、フリーバッティングなど様々な練習をしていくわけでただ頭の中でイメージしているだけでは打てるようにはならないように。コーチが教えてそれを身につけるのは選手であるように。

我々プロが取り組むような高度な技術を要する曲になると人差し指でセーハをしながら他の指を開きながら動かしたり、音がかすれないように、音が繋がるようにやっていくわけですが、左手の握力が疲れてしまってなくなるくらいになることもあります。もちろん休み方もわかっているのでただ根性といっても語弊がないように言うと休みながらの根性なのです。インターバルを置きながら体に覚えこませていきます。すると自然と力がうまく抜けて理想的な状態に仕上がっていきます。

忍耐や根性というのは今の時代には少し聞こえが悪いかもしれません。しかし正しく伝えるならばうまくなりたいならば合理性だけでなく忍耐や根性"も"必要だと言えるでしょう。うまく休みつつ合理性も重視しつつ継続的に練習をしていけば上達します。

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